2014年3月15日土曜日

スズメバチにやられる


これは2013年秋頃の回顧録です

見にくいけれどスズメバチの巣

母屋続きの離れの縁側下の中には日本ミツバチが住んでいます。
今となっては貴重と言われている日本ミツバチ、特に攻撃性もないし、
共存しようとそのままに。日本ミツバチって思っていたよりとっても小さい。

一方母屋の軒の中に巣を作ったのは、スズメバチ。こちらもたまに外に出てくるのを
見かけるくらいだったので、放置していたのです。というかスズメバチだという
ことすら知らず。巣は外に出ていないので見えない状態。
しかし秋のある週末、買い物から帰って車から荷物を運んでいた夫が、
その軒下を通過した際、頭のど真ん中をやられました。
“チクッ” ではなく “プチッ” という音がしたらしい。

頭を押さえて痛い痛いと呻く夫。蜂に刺されたときの対処法について知識がない上、
当時家でインターネットもできなかったので、wifi mobileが繋がる所まで下りていって
どうすればいいか検索。結果、一回目は大丈夫らしかったので、病院にも行かず
家に戻りました。ただ、2回目以降が怖いということで、蜂の巣は撤去することに。

自分たちで出来ればよかったのですが、専門の人を呼ぼうとなって、
なるべく殺虫剤を使わない蜂の巣ハンターを探しました。
来ていただいたのは、スズメバチハンター、蜂の研究者で
三重県の美杉町にお住まいの寺部さん
生け捕り捕獲と書かれてあったのでいいかなと思ったのですが、
結局研究材料にされたり蜂の子は食べられたりするみたい。
ゴメンね、蜂たち。でもこちらも生きるか死ぬかもくらいの瀬戸際なので。

寺部さん、さすがは研究者、蜂が大好きみたいで、
巣を取った後、蜂の生態をいろいろ教えてくださいました。

費用はスズメバチ1万円からと買いてあったので、それくらいなら
致し方ないと思っていたら、なんと3万5千円!
1万円からの “から” を甘く見ておりました。
軒下の板を外して、巣もかなり大きかったし、、相場はそんなものなのか、
でも高い!
田舎暮らし、自分であれもこれもできないとお金がかかるなあ。

寺部さん、原発事故の後、美杉町に移住されてきたそうです。
福島でも放射能の影響はまだましとされている会津にお住まいだったそうですが、
奥さんがお子さん達の体調の変化に気付かれたそうで、移住を希望されたのこと。
大変だっただろうなあ、と思うと3万5千円でもいいか、と自分を慰める。

体的にもお財布的にも痛い思いをしたスズメバチ騒動でしたが、
一ついいことが。
夫は帰国後しばらくしてからそれまでずっと変な咳をしていたのです。
痰が絡んでる感じ、と。
それが、蜂に刺されてからピタッと止まったのです!
毒を毒で制したか?!





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