2015年1月9日金曜日

寒さに堪え兼ねて 2

本文とは関係ありません

洋物薪ストーブの有名どころ、ダッチウエスト、ネスターマーチン、ヨツール、
バーモントキャスティングなどなどいろいろあるけれど、
なんとなくいいのかなあと思ったのがネスターマーチン。
というのはダッチウエスト、バーモントキャスティング等の触媒式ストーブは
なんだか“触媒”と聞いただけでややこしそう。
操作も炉の中も複雑なのではないか、と尻込み。
その点ネスターマーチンは、触媒式ではなく、炉の構造もシンプルとのこと。
針葉樹は燃やすと大変高温になり、炉内が傷みやすくなる為に
炉内に部品が多く使われているストーブには特に向いていないとのことだが、
ネスターマーチンのストーブは針葉樹も低温で完全燃焼できる仕組みになっており、
貴重な燃料として立派に使用することができる、と紹介されている。

炉内を痛めることなく針葉樹も安心して燃焼させることができます」

とにかくスギ・ヒノキを主たる燃料としたい私たちにとっては、
大変魅力的なネスターマーチンであったのでした。

2015年1月6日火曜日

寒さに耐えかねて 1

寒さが身に沁みて来だした11月初旬

 善は急げで移動

 当初はDIYの予定だったけれど…

やはり餅は餅屋 

 12月初旬


前回の冬、あまりの寒さに暖房についてはいろいろ考えた。
薪ストーブ、ペレットストーブ購入も検討してみたけれど、
なんといっても費用が高い。もちろん工事も必要で大変そう。
そのうえ薪やペレットのコストもかかるしと断念した。
そして実際買ったのはサンラメラ。
その時点でうちにあった暖房器具はこたつ、ホットカーペット、灯油ストーブ、
関西火鉢、そしてサンラメラ。
サンラメラの暖かさは心地よく、いい買い物だったとは思ったが、
隙間だらけのこの家、部屋全体が暖かくなることはない。
6畳一間を締め切り、こたつ、ホットカーペット併用で
それでも縮こまりながら暮らした。北側にある板間のだだっ広いLDKは
それこそ極寒で底冷えは半端なく、ごはんを作るのも辛いほど。
またあの日々がやってくるのか、と思うとやるせない。

というわけで、堂々巡り。
この秋からもまた暖房について検討。その中で竹や針葉樹の間伐材なども
ガンガン燃やせるという国産薪ストーブがあることを知る。
雑誌でそのモキ製作所のストーブと謳い文句を見て、
一度は断念した薪ストーブが再び選択肢として挙ってきたのです。
竹を燃料として使えるのなら、薪の心配はほとんど不要。
だって家の周りや近所には手に負えないほどの竹が生えているから。
周辺の手入れにもなるし、こんないいことなはい、と俄然盛り上がる。
その上温度もかなりの高温になるらしく、広いスペースをしっかり温められる
なんてうちにぴったりではないか。

問題は設置工事。自分ではできないし、近くの薪ストーブも扱っている工務店に
問い合わせてみた。するとあっさり再考を勧められた。
まず、その工務店では自社の取扱っている薪ストーブ以外の設置はよっぽどでないと
引き受けないとのこと。それは責任施工をモットーとしているから。
そして次に、国産ストーブは止めといた方がいい、と。
理由はなんといっても歴史がない。薪ストーブは欧米で長年使われてきたもので
あちらのものは今までの経験、ノウハウが積み重なってできている。
方や国産のものはまだまだと思う、とのこと。もし国産ストーブが欧米のものより
優れていたら、洋物より普及しているはずでしょう、とも。なるほど。
私が一番の魅力だと思った、竹や針葉樹の間伐材を燃やせるという点については、
「竹はともかく、欧米の薪ストーブでも針葉樹は燃やすことができる。」
薪は広葉樹しかダメ!と思っていた私には意外だった。

何はともあれ、もう一度いろいろ調べて勉強して考え直されるのをお勧めします、と
言われてしまった。この工務店の名誉の為に言うが、自社取り扱いストーブを
買わせるようにもっていこう、とかいうそんな感じではなく、本当に親身に
相談に乗っていただいた。結局はデザインや機能など、自分が一番いいなと思うものを
買われるのがいいから、とそのお店では扱っていないブランドのストーブを
扱っているお店も教えてくださった。とても感謝しております。

そんなこんなでほぼ振り出しに戻り、モキ製作所の薪ストーブのことは
一旦横に置いといて、舶来ものについてボツボツと調べ出したのでした。

(写真の炉壁などが傾いて見えるのは、家自体が少し歪んでいるからだと思われます)