2014年5月14日水曜日

草刈り


ボーボーに生える草。その生命力には感心します。
歩道から続くこの斜面は私たちの土地ではない。これでも県道扱いです。
でも風景的にはうちのみたいなもん。
見苦しくなってきたので草刈りをしました。


去年はいろいろな草が生えているだけで嬉しくて面白くてほぼ放置、
しかしあまりにもすごいことになったので、手鎌で刈り始めてみたものの途中で挫折。
地域の草刈りの日に刈払機で刈ってもらって、綺麗に刈るとこんなにも
スッキリするものかとびっくりしました。

ただ、見てるだけで、いや、見るだけならとっても楽しい
『山で暮らす愉しみと基本の技術』大内正伸著には
「草刈りは、最初はエンジン機器を使わず手ガマでやったほうがよい。草刈り機は
 騒音と振動が長く続き、地表の生き物たちを無差別に殺傷して、一見きれいでも
 荒涼とした環境をつくってしまう。最初の草刈りくらいはまず自分の手で、
 そうして敷地の四季の植生を観察する時間を持ちたい。」とあって、
確かにそうよな、と。あの高速回転する刃を見るだけでも怖いもの。

ということで、広大な土地や業務なら仕方がないとしても、
自分の家周りだけは手鎌でしよう、刈払機は買うもんか、と決めたのです。
しかーし、手鎌だけでは一向に追いつかず、そして大雑把な私は綺麗に刈れない。
そこで植木の剪定用電動トリマーでやってみたら、スッキリ度は刈払機には劣るものの
手鎌よりは圧倒的に楽。それに立ったまま操る刈払機と違って、
しゃがみ込んで自分に近いところで操作するので、残したい草や目についた虫は
避けることもできるし、刃も鋭くないので殺傷能力も低いはず。
そして電気は太陽光パネルから取ったものを使える。

ということで、広範囲や草丈を揃えたい場所では電動トリマーを使っています。
端から見たら変なんだろうけど。


こちらは手鎌で茅刈り。この場所は一面にカンゾウが生えているので
花が咲くまでは一気に刈りたくなくて、でもカンゾウの葉に紛れて
茅がすくすくと伸びていっている。これは大きくなると刈るのも大変なので
茅だけを選んで刈っていきました。


そしてニョキニョキ生えるイタドリも刈る!
イタドリは子供の頃、カーブの多い峠道を車で行くときに気分が悪くなると、
祖父がその辺りに生えているイタドリを採って来て
齧ると酸っぱいからスッキリすると教えてくれた思い出のある植物。
だから去年まではイタドリを見ると嬉しくなっていたのです。

しかーし、去年からは違う。
そのままにしておくと恐ろしいほど大きくなって
緑の時はまだいいものの、枯れると見苦しいこと!
そして茎が木の枝のように堅くなり、切るのも大変。
イタドリには手を焼きました。今ではイタドリを見るとため息が出る始末。
ということで今年からはスポーンと簡単に切れるうちに切ってしまいます。

それでもすごい生命力であちこちからこれでもかと出現するのだけどね。

2 件のコメント:

  1. 分かります~うちも一軒家に住んでいたことがあり
    お庭が山だったので まあ~大変だのなんだのって~
    雑草はもうイタチごっこですね(汗)
    私は根こそぎ抜いてましたが大きくなると根が深~いっ!
    機械をなるべく使わないというのは私も賛成!ですが
    広大な土地の場合は ちょっと厳しいですねw

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    1. わ〜、根こそぎ抜くのは大変だったでしょうけれど、
      しばらく生えてこなくて良さそう。
      でも現実はいずれにせよほんとイタチごっこですよね。
      ここ数日気温は高いし雨も降っているので
      また爆発的に伸びるのだろうな(泣)

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