うちの猫たちにあげているカリカリ、Orijen 6 fish。
帰国時の引っ越し荷物で出来るだけ持って帰ってきたけれど、
先日の夫のUS出張でもまた可能な限り買って帰ってきました。
日本でも購入可能ですが、アメリカで買う3倍の値段がするので高値の花。
このカリカリがいいと思っているのは、
①猫の生態に合わせて動物性タンパク質が80%を占めていること。
②材料の魚はほぼ天然魚。
③魚系フードでも、家畜肉や脂肪が含まれているものが多いが、これは魚オンリー。
③の理由は完全に私たち都合で、野生の猫が魚を自ら獲って食べることなんて
ほとんどないから、それよりは鶏肉の方が生態に合っているのは分かっている
のだけれど、それでも家畜肉をあげたくなくて、
うちでは現状weruvaの缶詰と合わせて魚フードのみです。
質については、できるだけ良い物を選んであげているつもり。
でも魚オンリー、3.11.以降、より一層ひどくなっていく海洋汚染の影響で
魚自体が汚染されていたら、良い物をあげているつもりでも、実はものすごい
被曝をさせているかもしれない。それがずっと気がかりでした。
特にOrijenはカナダ沖太平洋で獲れた魚が使われているので余計に。
それでもずっと気がかりで、特に今回買ってきたものは
3.11.から日も経っているのでそろそろ被曝した魚も混じっているかもしれない。
というわけでなばり放射線測定所
しるみるで測定してもらいました。
まず、検体であるカリカリをマンネリ容器というものに詰めて、
測定器CSK-3i (SPECTRA)にセットします。
周りの水が入ったペットボトルは、自然放射線を出来るだけ遮る為に置かれています。
測定器の中はこんなので、真ん中の凸部分がセンサー。
マンネリ容器がすっぽり収まります。
あとは蓋をして30分ほど待つだけ。
結果はグラフとしても出てきます。
緑部分がセシウム137、水色部分がセシウム134、黄色部分はカリウム40のエリア。
自然放射線(バックグラウンド)は赤線で示され、
検体に含まれている分が青線で示されています。
カリウム40の山ができていてドキッとしたけれど、これは心配ないらしい。
というわけで解析結果は、
セシウム137 不検出 測定下限 3.1Bq/kg 計数率 0.02CPS
セシウム134 不検出 測定下限 2.7Bq/kg 計数率 0.01CPS
この装置は、検体を1kg詰めた時に一番きちんと測定できるそうです。
今回は667g。カリカリを砕いてびっちり詰めたらもっと精度が上がるそう。
あとは時間。時間も長くなればなるほど精度が上がるらしい。
精度が上がるとは、測定下限が下がるということです。
今回の測定下限で不検出、安心していいものか、猫は体も小さいし、、、
ただスタッフの方によると、計数率を見ても大丈夫でしょう、とのこと。
計数率とは、放射線がセンサーに1秒間あたり何本当たったかの実際の数値の
ことだそうです。
この測定器では海洋汚染で気になると言われている
ストロンチウムは測れないので、その心配はまだあるのだが
なかなか調べられるものでもないし、まあよしということにしよう。
結局どんな値が出ても、それを大丈夫と思うか危険と思うかは
個人個人の考え方次第なんだな。
しるみるでの測定は1500円でしてもらえます。
気軽に調べてもらえるのはありがたいです。
今回大丈夫でも、年月を経るごとにどう変化していくかわからないので
またお願いすることがあるかもしれません。